放射線量上昇想定で避難=国の原子力防災訓練2日目-石川
北陸電力志賀原発(石川県志賀町)が地震により電源を失い、冷却機能を喪失したとの想定の国の原子力総合防災訓練が3日、前日に引き続いて行われた。放射性物質が放出され、30キロ圏内でも毎時20マイクロシーベルトを超える放射線量が測定されたとして、周辺住民が避難訓練を行った。訓練で...
原発再稼働で火山の危険強調=小泉元首相
小泉純一郎元首相は1日、東京都内で講演し、政府が九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働を進めていることに関し、「日本は地震、津波、火山噴火が他の原発を持っている国よりも多い。御嶽山の噴火があったが、(噴火は)想定外なんて許されない」と述べ、火山大国とされる日本が原発政策を継続...
1号機、燃料取り出しに遅れ=福島第1の廃炉作業―工程見直しの公算・政府、東電
東京電力福島第1原発の廃炉作業で、東電は30日、1号機での使用済み燃料プールからの燃料取り出し開始時期を2年、溶け落ちた溶融燃料は5年、それぞれ遅らせる計画を明らかにした。プールからの取り出しに向けた1号機原子炉建屋を覆うカバーの解体が遅れている上、必要な設備の設置にも時間...
原発解体費4割不足 廃炉後も電気料金で穴埋め 電力9社積立金調査
原発を保有する電力9社に義務付けられている解体費用の積立金が、今年3月末時点で見積額(計2兆6千億円)の6割に満たないことが分かった。積立金は電気料金に含まれ、利用者から徴収。原発解体をめぐっては放射性廃棄物の処分法が決まっておらず、解体費用が見積額を上回る可能性もある。電...
玄海原発1号機、廃炉へ 九電「経済性担保できず」
九州電力が、来年10月に運転開始から40年を迎える玄海原発1号機(佐賀県玄海町、出力55万9千キロワット)の再稼働を断念し、廃炉にする方針であることが29日、明らかになった。原発の法定運転期間は40年とされ、最大20年の延長運転が可能だが、玄海1号機の延長運転には追加の安全...
再稼働に不安相次ぐ=川内原発、補足説明会-鹿児島
九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働をめぐり、鹿児島県は29日、国の原子力政策や住民の避難計画をテーマにした補足説明会を開いた。住民ら約450人が参加し、「避難計画通りにはいかない」「100%安全でない原発は動かしてはいけない」など不安を訴える意見が相次いだ。県などは原発の...
<川内原発>市長、再稼働に同意 議会の賛成採択受け
国の新規制基準に初めて適合した九州電力川内(せんだい)原発が立地する鹿児島県薩摩川内市の岩切秀雄市長が28日、再稼働への同意を表明した。同日の臨時市議会で、川内原発の再稼働を求める陳情が採択されたことを受け判断した。一方、傍聴席内外は、再稼働反対を訴える人たちが詰めかけ、騒...
薩摩川内市、再稼働に同意=市長が表明、議会採択-鹿児島
九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働をめぐり、地元の薩摩川内市議会は28日、臨時議会を開いた。再稼働について賛成、反対それぞれの陳情を審議し、賛成の陳情を採択した。市議会の判断を受け、岩切秀雄市長は同日午後、再稼働に同意を表明した。地元の同意手続きの焦点は、県議会と伊藤祐一...
建屋カバーの一部破損=1号機、解体作業中断-福島第1
東京電力は28日、福島第1原発1号機の原子炉建屋カバーの解体作業で、屋根に穴を開ける作業中、屋根の一部が破損し、穴が広がるトラブルがあったと発表した。東電は作業を一時中断した。周囲の放射線監視モニターに異常はないという。東電によると、同日午前8時25分ごろ、大型クレーンで設...
玄海原発、建屋内で発煙=ブレーカーから、被ばくなし-九電
九州電力は28日、玄海原発(佐賀県)3、4号機原子炉建屋内の一室で午前9時35分ごろ、電気のブレーカーから煙が出て、直ちに消火したと発表した。けが人はなく、放射線の被ばくや環境への影響はないという。(2014/10/28-11:49)時事ドットコム


