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Message

Message1

Your justice

 

 いつか生まれる君に わたしは何を残しただろう (岩井俊二作詞「花は咲く」より)

 

 2013年12月31日、1年を締めくくる大晦日の夜に第64回NHK紅白歌合戦は開催された。司会は嵐のメンバーと、大河ドラマ「八重の桜」主演の綾瀬はるかさんが努めた。前半戦の締めくくりには、福島第一原子力発電所事故により会津若松市で避難生活を続ける学生さんたちと綾瀬さんとの対談映像も紹介され、NHK東日本大震災プロジェクトのテーマソングである「花は咲く」(作詞:岩井俊二/作曲編曲:菅野よう子)を出場歌手全員で合唱することになった。感極まった綾瀬さんは泣きながら曲紹介をすることになり、観客からの声援を受けて曲紹介を行った。「―― 福島の復興、東北の復興、そして子供たちの夢はいつかきっと花開くと信じて・・・”花は咲く”」綾瀬さんは被災された方々のことを思って、声を詰まらせながら進行用のコメントを読み上げた。その綾瀬さんのありのままの姿に多くの人が感動した。素朴でもいい、かっこ悪くてもいい、何より人間らしい暖かな感情をもって誰かのために尽くそうとする心は美しい。被災された方々に心から笑顔になれる日が1日でも早く訪れるよう願ってやまない。

Message2

愛おしき東北よ!

 

  2011年12月25日、表川なおき、高輪眞知子の2名は休日を利用して東北の岩手県へ向かった。この日は強い冬型の気圧配置の影響で日本海側では大雪が予想されていた。そのため北陸自動車道では2回も除雪作業車の作業により徐行運転をすることになり、新潟中央ジャンクションから磐越自動車道の山間の猛吹雪を乗り越えてようやく郡山インターチェンジまで辿り着いた。これだけの豪雪地帯を抜けて来たのだから、東北方面へ入るとなるともっと厳しい道路状況になるだろうと予想したのだが、不思議なことに雪はあまり見られず乾いた路面にヒュウヒュウと寒風が吹き付るような様子だった。北陸地方の冬は湿気を含んだ雪が降り、東北地方の冬は気温がマイナス数℃へ下がり粉雪が舞うという、日本海側と太平洋側ではこんなにも違うものなのかと驚くばかりだった。あの日3.11後のライフライン復旧まで、被災地ではたくさんの方々が暗闇に包まれた避難場所で体を寄せ合い厳しいマイナスの冷気と闘っておられた。そしてその被災地の様子に世界中が心を痛めていた・・・・・

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