汚染水タンク:急場の中古品そのまま 東電、国会で触れず
東京電力福島第1原発に設置された組み立て式の汚染水タンクに中古品が使われていたことが明らかになった。タンクからの汚染水漏えい問題を審議した昨年9月の衆院経済産業委員会で、東電の広瀬直己社長は「組み立て式は接合部から漏れる可能性はあるものの施工が速いので(メーカーに発注して)...
<福島第1原発>汚染水タンクに中古品 東電は未公表
東京電力福島第1原発で2013年8月に高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が組み立て式タンクから漏れた問題で、同型タンクの中に別の建設現場などで使われた中古品が少なくとも約20基あり、今も使用され続けていることが分かった。東電はこれまで中古品の存在を公表しておらず、毎日新聞の取...
川内原発に事実上の合格証…早くて秋にも再稼働
原子力規制委員会は14日、九州電力川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の安全対策が、新規制基準に適合しているとする審査書案を、16日の定例会合で公表すると発表した。事実上の「合格証」で、地元自治体の合意などが順調に進めば、川内原発は早くて秋にも再稼働する。東京電力福島第一...
汚染水貯蔵容量、90万トンに=福島第1、来年3月まで-東電
東京電力は14日、福島第1原発で汚染水を貯蔵するタンクについて、2015年3月までに90万トン弱の容量を確保する新たな増設計画をまとめた。原発敷地内に設置スペースを確保し、従来計画(約83万トン)から約7万トン増やした。福島県楢葉町の東電福島復興本社でこの日開かれた政府、東...
汚染水抜き取りに遅れ=トレンチ内凍結難航-福島第1
東京電力福島第1原発の安全性について議論する原子力規制委員会の検討会が7日開かれ、東電は2号機トレンチ(ケーブルなどの地下管路)にたまった高濃度汚染水の抜き取り作業が遅れていると報告した。規制委側からは批判が相次いだ。東電によると、2号機と3号機のトレンチにはタービン建屋か...
脱原発提案相次ぎ否決=東電、汚染水漏れ陳謝-電力9社株主総会
原発を持たない沖縄電力を除く全国の電力9社が26日、一斉に株主総会を開いた。東日本大震災後、原発からの撤退など「脱原発」を求める株主提案が9電力全てに初めて出された。しかし政府の方針に沿い、原発の運転再開を目指す9社の取締役会は株主提案に反対を表明。脱原発の議案は東京、九州...
敦賀原発、「活断層」見解変えず…再稼働厳しく
原子力規制委員会は21日、日本原子力発電の敦賀原子力発電所(福井県)2号機原子炉建屋直下にある断層(破砕帯)について、専門家会合を開いた。原電は、破砕帯を「活断層の可能性がある」と認定した規制委の見解に、追加の掘削調査の結果などを示して反論したが、専門家側は、従来の見解を変...
原発事故賠償、国の関与焦点=見直しへ議論スタート-副大臣会議
政府は12日、原子力損害賠償制度の見直しに向け、関係省庁の副大臣会議の初会合を開いた。現在の原子力損害賠償法(原賠法)では、原則として電力会社が無限の賠償責任を負うと定めている。今後の議論では、原発事故が起きた際に国が責任分担に関与するかどうかが焦点だ。初会合では、各省庁が...