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初の核実験「太陽のよう」=原爆開発70年で研究者-米

 【ワシントン時事】米国が第2次大戦中に進めた原爆開発計画「マンハッタン計画」の成功から70年を迎えることを記念するイベントが2日、ワシントンで2日間の日程で始まった。イベントには計画に参加した当時の研究者ら十数人も出席。一人ひとりがマイクを通し、「初の核実験は太陽が昇ったようだった」と振り返った。  マンハッタン計画は1940年代初頭、当時のフランクリン・ルーズベルト大統領の命令で始まった。45年7月、長崎に落とされた原爆「ファットマン」と同じプルトニウム型の原爆「ガジェット」を爆発させ、史上初の核実験を成功させた。  ノーマン・ブラウンさん(91)は大戦中、ニューメキシコ州のロスアラモス研究所に配属され、ファットマンとガジェットに使用するプルトニウムの精製作業に携わった。  広島と長崎への原爆投下後、あまりの犠牲者の多さに罪の意識にさいなまれたが、「街を歩くと人々が近寄ってきて、『日本本土上陸で大勢の人を殺さずに済んだ。戦争を終わらせてくれてありがとう』と言ってくれた。原爆はいい結果を生んだのかもしれないと感じた」という。  戦後、日本に女性の友人ができたが、マンハッタン計画で自身がどのような役割を担ったかは長く打ち明けられなかった。しかし、ある年、被爆地の広島と長崎を訪問し、不安を感じながらも自身の過去を告白。「彼女が動揺しなかったことがうれしかった」と当時の心境を明かした。(2015/06/03-14:49)

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