関電が福井地裁に異議申し立て 高浜原発の仮処分決定で
関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働差し止めを命じた福井地裁の仮処分決定を不服として、関電は17日、決定の取り消しを求める保全異議を福井地裁に申し立てた。再稼働禁止の執行停止も請求した。 仮処分決定は法的拘束力を持つ。このため、2基は今後、原子力規制委員会による審査を通過し、立地自治体から地元同意を得ても、司法の場で決定が取り消されたり執行停止が認められない限り、法的に運転はできない。審理が上級審まで続いて長期化する可能性もあり、関電が11月を目指してきた2基の再稼働は見通せなくなっている。