「もんじゅ再開、最重要」=原子力機構の児玉新理事長
日本原子力研究開発機構の理事長に1日付で就任した児玉敏雄・元三菱重工業副社長(63)が同日、東京都内で記者会見し、原子力規制委員会が運転再開準備の中止を命じている高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、「運転再開は喫緊の最重要課題」と述べた。 児玉氏は「早期に命令の解除が得られるよう、最大限の努力を傾注する」と語った。ただ、目標とする時期については「規制委が判断すること」と述べるにとどまった。 また、重点的に取り組む分野として、東京電力福島第1原発事故への対応や、放射性廃棄物の処理に関する技術開発などを挙げた。(2015/04/01-18:31)時事ドットコム