「湯川さん殺害」を非難=加害者に裁きを-国連安保理
【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は25日、湯川遥菜さんが過激組織「イスラム国」に殺害されたとみられることを遺憾とし、「凶悪かつ卑劣な行為」と強く非難する報道機関向け声明を発表した。声明は人質にされている後藤健二さんの即時解放を要求した。 湯川さんと後藤さんの殺害警告が20日に確認された後、安保理が意思表明を行ったのは初めて。声明は「この犯罪はシリアとイラクの人々に対する何千もの虐待に責任を有するイスラム国の残虐さを改めて示した」と指摘した。 声明はその上で、「湯川さんを殺害した者がいるなら責任を負うべきだ」と加害者を裁く必要性を強調。全ての国に対し、国際法と関連安保理決議に基づき日本および全ての関係当局と協力するよう要請した。(2015/01/26-05:37)時事ドットコム