柏崎原発、IAEAが評価へ=震災後初の調査団
経済産業省は7日、国際原子力機関(IAEA)が東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)に調査団を派遣し、安全性の評価を行うと発表した。宮沢洋一経産相とIAEAの天野之弥事務局長が同日の会談で合意した。東電は、広い知見を持つ国際機関の専門家から助言を受け、原発の安全対策を強化する。 IAEAが日本の原発の安全評価を行うのは、東日本大震災後初めて。東電が調査団の受け入れを希望した。地震・津波対策などの設備面に加え、運転管理などの組織体制も評価対象になる。 東電は柏崎刈羽原発の再稼働を目指しており、第三者の評価を受けて安全性向上に取り組むことで、地元の理解を得やすくする狙いもあるとみられる。同原発は2004年と06年にもIAEAの評価を受けている。(2015/01/07-18:51)時事ドットコム