原燃の断層説明「一応納得」=再処理工場の調査終了-規制委
原子力規制委員会は2日、原発の使用済み核燃料からウランやプルトニウムを取り出し、再利用を目指す日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)などで2日間の現地調査を終えた。原燃は敷地内に活断層はないと主張している。調査団の石渡明委員は取材に「(原燃の説明は)一応納得できる」との考えを示し、「専門家と結果を持ち寄って判断したい」と述べた。敷地外の活断層「出戸西方断層」が敷地内に延びているかどうかが焦点だが、石渡委員は「近い将来、音波探査などデータが出るのを待って判断したい」と話した。六ケ所村は雪が降り、時折強風も吹く悪天候だったが、調査団はトレンチ(試掘溝)を覆うシートを直前に取り除き、地層断面を観察した。(2014/12/02-16:35)時事ドットコム