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「政治への最後通告」=原告弁護士、次に注目-参院選無効訴訟

 2010年に続き、13年参院選も「違憲状態」とした26日の最高裁判決。「政治への最後通告だ」。原告の弁護士グループは記者会見で、違憲と踏み込まなかったことに不満を示しつつも、1票の格差の早期解消を政治に強く求めた判決だと評価した。  升永英俊弁護士は「現在の国会は、違憲状態の選挙で選ばれた議員が法律を作り、首相を選んで行政権を行使する極めて異常な世界が続いている」と批判。これを変えるには、来月14日の衆院選と同時に行われる国民審査を通じ、違憲としなかった最高裁裁判官を変える必要があると訴えた。  久保利英明弁護士は、「投票価値の平等は、唯一かつ絶対的な基準」として13年選挙を無効と断じた山本庸幸裁判官の反対意見を「空前だ」と絶賛した。補足または反対意見を付けた計10人の裁判官は今後の国会の動きを注視していると述べ、来月の衆院選後に起こす予定の無効訴訟では結論が変わる可能性があると期待を示した。(2014/11/26-21:03)時事ドットコム

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