青森で震度5弱=大雨の崖崩れ、落石注意-気象庁
10日午後0時43分ごろ、青森県東方沖を震源とする地震があり、同県七戸町で震度5弱、北海道から関東で同4~1の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは51キロで、地震の規模(マグニチュード)は6.1と推定される。津波は起きなかった。青森県によると、八戸市の南郷区役所でホールの天井の一部が落下し、窓ガラスが割れたが、けが人はいなかった。また、東北電力と日本原燃によると、青森県の東通原発(東通村)や使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)に異常は確認されていない。東北新幹線は、二戸-新青森間で安全確認のため一時運転を見合わせたが、間もなく再開した。気象庁の長谷川洋平地震津波監視課長は記者会見で「今後2、3日は震度4程度の余震に注意が必要。東北は大雨の可能性があり、崖崩れや落石の起きやすい所は注意してほしい」と呼び掛けた。震源は海側プレートと陸側プレートの境界付近だが、東日本大震災の余震域から北へ少し外れているという。主な各地の震度は次の通り。震度5弱=青森県七戸町 震度4=青森県八戸市、東通村、北海道函館市 震度3=青森県六ケ所村、青森市、北海道千歳市、釧路町、岩手県久慈市、盛岡市、宮城県登米市。(2014/08/10-17:47)時事ドットコム