川内原発に事実上の合格証…早くて秋にも再稼働
原子力規制委員会は14日、九州電力川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)の安全対策が、新規制基準に適合しているとする審査書案を、16日の定例会合で公表すると発表した。事実上の「合格証」で、地元自治体の合意などが順調に進めば、川内原発は早くて秋にも再稼働する。東京電力福島第一原発事故を踏まえ、原発の安全対策を厳しくした新基準のもとでの初の合格になる。規制委は、関西電力高浜原発(福井県)や九電玄海原発(佐賀県)など、申請中の11原発17基の審査を加速化させる。規制委は、定例会合で400ページを超す審査書案を了承後、30日間かけて国民から意見を募集する。あわせて、機器類の細かな設計や事故時の態勢など、残る審査項目を確認する。確認には数か月かかる見通しだ。読売新聞 7月14日(月)20時8分配信