浄化装置、水あふれる=福島第1で380万ベクレル-東電 時事ドットコム
東京電力は16日、福島第1原発の汚染水浄化装置「ALPS(アルプス)」で、放射性物質を取り除くために使う小型タンクの洗浄作業をしていたところ、使用した水をためる容器から約1トンの水があふれ出たと発表した。水は容器を囲むせきの中にとどまり、建物外への流出はないという。 この水からは、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり380万ベクレル、セシウムが同9300ベクレル検出された。 東電によると、16日午後0時20分ごろ、作業員があふれ出ているのを発見した。この日は、小型タンクに水を入れ、中に入っている放射性物質を取り除く粒子状の吸着材を水ごと取り出す作業をしていた。(2014/04/16-21:27)