福島・田村の避難指示解除=旧警戒区域で初-即時帰還は少数 時事ドットコム 2014/04/01-00:23
東京電力福島第1原発から20キロ圏内の福島県田村市都路地区に設定されていた避難指示が1日、解除された。旧警戒区域に指定されていた11市町村で初めて自由な居住が実現するが、解除と同時に帰還する住民は少数にとどまる見通しで、政府などは帰還支援策を本格化させる。 都路地区の人口は117世帯357人(2014年2月末時点)。国などの調査では44%が帰還の意思を示している。 ただ、利便性の高い町中にある仮設住宅が15年3月まで継続使用でき、解除に伴う1人90万円の追加賠償も同月までに帰還すれば支払われる。このため市は、即時に帰還するのは、2月末時点で都路地区に長期宿泊していた27世帯90人ら一部にとどまるとみている。