北朝鮮、日本海へロケット砲18発発射 米韓演習牽制か 朝日新聞デジタル 3月16日(日)21時21分配信
韓国国防省によると、北朝鮮は16日夜、日本海に向けて短距離のロケット砲計18発を発射した。北朝鮮は2月24日に米韓合同軍事演習が始まって以降、これまでも3回にわたり短距離弾道ミサイルやロケット砲を発射しており、今回は4回目。米韓演習を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。 国防省によるとロケット砲は北朝鮮東部の元山周辺から発射され、飛距離は約70キロ。午後6時20分ごろから10発、さらにその後、8発を発射した。落下地点は公海上だが、事前の警報は出されていないという。 北朝鮮の国防委員会は14日、「米国の軍事的な威嚇行為が朝鮮半島の情勢を危険な戦争の瀬戸際に導いている」と警告していた。韓国国防省はさらなる挑発行為に備え、監視体制を強化している。同省関係者は「軍事的緊張を高め、周辺国の不安感をあおるような行動を北はするべきではない」と述べた。(ソウル=貝瀬秋彦)