<パレスチナ>ガザ発ロケット弾60発 イスラエル軍も報復 毎日新聞 3月13日(木)17時51分配信
【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)大治朋子】パレスチナ自治区ガザ地区から12日夕(日本時間13日未明)、イスラエル南部へ少なくとも60発のロケット弾が撃ち込まれた。これに対しイスラエル軍は、発射地点とみられるガザ地区南部を空爆するなどした。今のところ犠牲者は確認されていないが、イスラエルとガザ地区の戦闘としては、2012年11月の衝突以降、最大規模となった。 イスラエル軍や地元メディアによると、ガザ地区に拠点を置くイスラム過激派組織イスラミック・ジハードが12日夜、ロケット弾攻撃を認めた。この組織は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの軍事組織に次ぐ規模で、イランの支援を受けることで知られる。 イスラエル軍によると、イスラミック・ジハードは11日、境界付近をパトロールするイスラエル軍に迫撃砲弾を発射。イスラエル軍が同日午後、空爆で反撃し、同グループのメンバー3人を殺害した。12日夕のロケット弾攻撃は、これに対する報復とみられるという。 米国務省は12日、イスラエルへの攻撃を非難し、イスラエルによる「自衛」を認める声明を発表した。